約 4,173,565 件
https://w.atwiki.jp/rozenrock/pages/1326.html
ようやく雪華綺晶をスタジオに連れて戻ってきた真紅は、仲間にその事情を説明した。 仲間は特にそこまでは驚かない。この時代、ミュージシャンがLSDをやる話はちょくちょく聞く。 結局彼女もその一人となってしまったという訳だ。 ロス・チャイルドも、「前から不思議な瞳をした子だと思っていたが、そうだったか」という感想を述べたのだとか。 トリップ状態の収まらない雪華綺晶は、ふらふらしながら水銀燈を見るなり、「愛のいばらがみえる。あなたを縛り付けている。ああ、父への愛が返されないいばら!なんてかわいそう!」などとのたまい、水銀燈を嫌がらせた。 「貴女、ちゃんと歌えるのぉ……?」 水銀燈が心配そうに聞くと、 「ええお姉さま!」と意気揚々に彼女は答える。 次に雪華綺晶はスタジオが暗闇にろうそく一本というセッティングになっているのを見ると、余計気分を高めて、 「ふふ、すてきなすたじお。アリスゲームの再始に相応しいすたじお!」 と理解に苦しむ台詞を吐いたが、仲間たちはどうせLSD状態で彼女にしか見えていない幻覚のことを言っているのだろうと予想した。 「さあ歌いましょう!れれれ~…」 「それじゃあ、レコーディングの準備をするが、いいかね」ロス・チャイルドは言った。 「ええ。」先導して真紅が答える。「お願いしますわ。」 それぞれのバンド仲間が位置につく。真紅はオルガンの席に、翠星石はドラムの席に、水銀燈はギターを構える。 雪華綺晶はふらふらとマイクの取り付けられたスタンドの前に立つ。 キャンドルひとつの明かりのみに照らされた、彼女達のバンド。 The End のレコーデングが、ついに始まった。 水銀燈のギターからイントロが入る。お経のような、東洋の影響をうけたイントロ。 そして、タンバリンが静かに鳴り響く。 this is the end , beatiful friend . this is the end , my only friend , the end. of our elaborate plans . the end. of everything that stands , the end. No safety or surprise , the end. I ll never look into your eyes...again. 雪華綺晶はLSDを摂った状態だというのに、いざ演奏が始まると、目を瞑って静かに歌い出している。 微妙にふらついて倒れそうな身体を、マイクのスタンドを掴んで支えるようにしながら。少なくとも真紅にはそう見えた。 雪華綺晶がゆっくりと目を瞑る。そのまま続きを歌うつもりらしい。 直感的に、真紅は彼女がここでその場即興の詩を歌い出すと察知する。 lost in a roman ... wildness of the pain "ローマの痛みの荒野に迷い込み" And all the chilren are insane ... All the children are insane...waiting for the summer rain , yeah... "全てのこどもたちは狂っていく…全ての子供たちは狂っていく…夏の雨を待ちながら…" 予感は当たった。この歌詞のくだりは聞いたことがない。彼女の今日の即興詩だ。 知らない歌詞の登場に、もうバンド仲間は戸惑わなかった。落ち着いて、真紅がシュミレーションしたように変化のないメロディのパートに移る。 There s danger on the edge of town "町のそとには危険がたくさんある" Ride the King s highway, baby "王さまのハイウェイに乗りましょう" Weird scenes inside the gold mine "金鉱のなかの不思議な光景" Ride the highway west, baby "ハイウェイに乗り西へ行きましょう" 一応雪華綺晶も音楽とのタイミングを考慮してはいるらしい。彼女は一端やめ、曲に間奏を入れて、次の詩を読み上げるタイミングを待った。というより、単に音楽のノリと気分にあわせて歌っているだけなのかもしれないが。 Ride the snake, ride the snake "蛇に乗って、蛇に乗って" To the lake, the ancient lake, baby "いにしえの湖まで行きましょう" The snake is long, seven miles "その蛇は長く、7マイル" Ride the snake, he s old, and his skin is cold "蛇に乗りましょう、蛇の肌は古びていて、その肌は冷たい…" 彼女が読み上げる不思議な内容の詩を耳にしながら、真紅はふとあることを思い至った。 ひょっとすると、この詩はLSDなどの薬の幻覚作用で目撃したその光景を、言葉として表現したものなのではないか、と。 幻想的で奇妙な情景を持ち、意味を解しにくい詩も、そう思えば頷ける。 The west is the best , The west is the best "西が一番よいのです、西が一番よいのです" Get here, and we ll do the rest "ここにいなさい、残りは全て私がこなします" だが、一筋縄ではいきそうにない。後半にはニーチェの哲学とギリシャ神話を踏まえたトリップが待っている。 The blue bus is calling us "青いバスが私たちを呼んでいる…" The blue bus is calling us "青いバスが私たちを呼んでいる…" Driver, where re you taking us? "運転手さん、私たちをどこに連れて行くの…?" ここで再び間奏。 バント全体に淡い緊張感が走る。レコーディング開始からは、既に六分以上が経っている。この曲の演奏としては、今までで一番長い。 ボーカルはどこまでトリップした即興歌詞を歌い続けるのか。バンド仲間たちはいい加減不安になってきたが、ようやくここで、彼女たちの知る歌詞が登場した。 The killer awoke before dawn, he put his boots on He took a face from the ancient gallery And he walked on down the hall... この前の、殺人者が夜明け前に目覚めるという部分だ。 曲がクライマックスに走り出す前の、前置きという位置といったところだろう。 He went into the room where his sister lived, and then he Paid a visit to his brother, and then he He walked on down the hall... 彼は廊下を下り…。そして… 鋭く言い放つように歌った雪華綺晶。 いよいよくるところまできた、真紅はオルガンを演奏しながら唾を飲み込んだ。 「 father , yes,son? I want to kill you ....」 父親を殺したい。そう歌う彼女。父と直接的な表現を使っているが、これが権威・規制・制圧などへの反抗を意味していることはもうバンド仲間は知っている。そして… 「 mother ,」 社会の縛りから抜け、本当の自分に戻りたい。 生命の情動。母なる大地の自然。 「 I want to ... RaaaAAaaPee!!」 犯したい!その叫びと同時にテンポが突然上がり出す音楽。 今回彼女は"FUCKを使わずに"RAPE"と叫んだが、これはレコーディングにFUCKを使うとあとでカットされかねないことを知っていたからなのだろうか。 come on , baby take a chance with us ... come on , baby take a chance with us .... "さあおいで、私たちと一緒に…。さあおいで、私たちと一緒に…。" 一度再び曲調を落ち着かせた音楽。そこに甘く囁くような雪華綺晶の声の誘いが入る。自然との融合式、そして終わりへの誘い。 come on , baby take a chance with us! "さあおいで、私たちと一緒に" And meet me at the back of , blue bus Doin a , "そしてあとに青いバスの後ろで落ち合いましょう" Blue rock on a , Blue bus Doin a , Blue rock , come on , yeah! "青いバスで、青の岩に従って、青い岩で、さあ" 異様な歌詞が、呪文として唱えられたあとは、曲もクライマックスに突入する。母なる自然と"交わる"のだ。 曲が盛り上がるにつれて、雪華綺晶は歌詞でもなんでもない、このような叫びを続けていた。 「 Fuck , Fuck あぁ。yeah。 Fuck..... Fuck....」 「ふぁっ。ふぁっ。fuck fuck fuck yeah... come on baby , Come onnn... on Fuck んん…me...」 禁断の言葉を麻痺したように叫び続けるこのテイクは、恐らくカットされるだろう。 だがバンド仲間にとってはもはやそんな問題はどうでもよかった。 不思議な力が、彼女達の間に働いていた。この曲を完成へと導く不思議な働きが。 彼女の声に曲も引き上げられていくように、あるいは曲に声が引き上げられたかのように、音楽も雪華綺晶の声も激しさを増していく。 「fuck yeah , FUCK! ふぁっ。ふぁっ。Fu , yeah! ファッ! あはあぁ! come on with me Fuck with me!」 「fuck fuck , あぁっ、ぁっ、ぁっ!」 禁じられた遊びに、感じている。高まってくる。絶頂が近づいている。 「yeah Fuck yeah You , Yeah , come on! あっあっあっあっ! 」 all right "これでいいの" 最後には、とろけるように甘ったるい声が出た。 それからはもうボーカルの声が入ることなく、ただ音楽だけがけたましく鳴り、曲はやがて絶頂を迎えた。 絶頂を越えたあとは、一挙に音楽は終焉 - The End へと向かっていく。 kill ... kill... kill... kill... kill... kill.... kill.... 時には強く、時には甘く、時には誘うように、彼女は「殺せ」と唱え続ける。 ピークを迎えた曲がまた落ち着きを取り戻すまで、ずっとその呪文は続いた。 やがて曲は、最初にあったような、暗くて陰気な曲調に戻る。 this is the end , beatiful friend. "これで終わりですね、美しいおともだち" this is the end , my only friend , the end... "これで終わるのですね、私のたった一人のおともだち…" いまにも消え入りそうな、美しく透き通った声で雪華綺晶は静かに終わりを告げる。 このまま本当に彼女が消えていってしまうのではないかと思われるほどだった。 It hurts to set you free "あなたを自由にすることには痛みが伴いますが" But you ll never follow me "もうあなたは私にはついてこないの…" The end of laughter and soft lies "私たちの微笑みや優しい嘘は終わる" The end of nights we tried to die "死ぬはずの夜も終わった私たちは、終わる" This is the end ... "これで終わりなのですね……" The End が終わった。 初めてこの曲の演奏を最後までやり切った真紅は、それが終わってすぐ、自分の両手の指全てが震えているのに気づく。 "なに、この感覚……?" 自分だけではない。水銀燈や翠星石も、いままでのバンド活動では決して経験し得なかったような、いやそれどころか、十何年間生きてきた全ての時間のなかでも決して感じたことのなかったような感覚に捉われていた。 いまの私たちなら、この世界に存在する全ての粒子の位置と運動量を知ることができる。そんな狂気すらはらんだ感覚であった。 ふと真紅は首を上げ、ロス・チャイルドのほうを見やった。自分達を見込み、契約を提示してきた男。 驚愕の表情のまま固まっている。自分の吸っていた煙草が完全に灰になっていることすらにも気づいていない。 「ロスチャイルドさん?」何かに操られているかのように、真紅の口から自然と声がでた。 「あ、ああ…」ポロと、ロスチャイルドの煙草が口から落ちる。 「すごいテイクだったよ…素晴らしいテイクだ…」震える声で、彼はただそう感想した。 「この曲はこのテイクを採用するよ……編集はするがね……」 これより後に渡って数年、彼は "The End のレコーディングは人生で最高の瞬間だった" と語り続けることとなる。 (9)へ戻る/長編SS保管庫へ/(11)へ続く
https://w.atwiki.jp/apex/pages/61.html
lung adenocarcinoma http //www.nature.com/nm/journal/vaop/ncurrent/full/nm.2644.html Nature Medicine KIF5B-RET fusions in lung adenocarcinoma Takashi Kohno, Hitoshi Ichikawa, Yasushi Totoki, Kazuki Yasuda, Masaki Hiramoto, Takao Nammo, Hiromi Sakamoto, Koji Tsuta, Koh Furuta, Yoko Shimada, Reika Iwakawa, Hideaki Ogiwara, Takahiro Oike, Masato Enari, Aaron J Schetter, Hirokazu Okayama, Aage Haugen, Vidar Skaug, Suenori Chiku, Itaru Yamanaka, Yasuhito Arai, Shun-ichi Watanabe, Ikuo Sekine, Seishi Ogawa, Curtis C Harris We identified in-frame fusion transcripts of KIF5B (the kinesin family 5B gene) and the RET oncogene, which are present in 1–2% of lung adenocarcinomas (LADCs) from people from Japan and the United States, using whole-transcriptome sequencing. The KIF5B-RET fusion leads to aberrant activation of RET kinase and is considered to be a new driver mutation of LADC because it segregates from mutations or fusions in EGFR, KRAS, HER2 and ALK, and a RET tyrosine kinase inhibitor, vandetanib, suppresses the fusion-induced anchorage-independent growth activity of NIH3T3 cells.
https://w.atwiki.jp/sdvx/pages/10194.html
[ ]DENTITY/ BEMANI Sound Team "HuΣeR" 連動イベント「 いちかのごちゃまぜMix UP! 」解禁曲 本機種以外のBEMANIシリーズは下記の通り beatmania IIDX 30 RESIDENT 本機種より後に収録されたBEMANIシリーズは下記の通り jubeat beyond the Ave.、DanceDanceRevolution A3 IIDXでのジャンル名は「FORTUNE OVERTURE」 Lv CHAIN 譜面属性 BPM TIME Version Genre Illustrator Effect NOVICE 07 1034 200 EGMix UP! BEMANI アユタ ~PH~×レッドホットスクリューズ ADVANCED 14 1591 EXHAUST 17 2424 MAXIMUM 19 3317 + 難易度投票 NOVICE 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 0 弱 0 逆詐称 0 ADVANCED 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 0 弱 1 逆詐称 0 EXHAUST 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 2 弱 0 逆詐称 0 MAXIMUM 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 1 中 1 弱 0 逆詐称 0 攻略・解説 譜面・楽曲の攻略についてはこちらへどうぞ 見辛さ解消の為に改行や文頭の編集、不適切なコメントを削除することがあります 名前 コメント ※文頭に[ bgcolor(#aaf){NOV}]、[ bgcolor(#ffa){ADV}]、[ bgcolor(#faa){EXH}]、[ bgcolor(#888){MXM}]をコピー ペーストすると見やすくなります コメント 楽曲やイラストなどのコメントについてはこちらへどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/26030.html
【登録タグ B GUMI NexTone管理曲 デッドボールP 曲】 作詞:デッドボールP 作曲:デッドボールP 編曲:デッドボールP 唄:V3 GUMI English 曲紹介 イングリッシュなソングをメイクしてみました!ノーマルなデPよりもビューティフルなデPなフィーリングのリリックです!エブリバデーエンジョイしていってね!(作者コメ転載) コンピCD 『EXIT TUNES PRESENTS GUMity from Megpoid』 収録曲。 歌詞 To a woman beside you To a woman besides me Uhh.... Inside the dazzling lights of fantasy You always giggle like a little boy A million women say they love you And I know I'm just only one of them Newspaper told a lie that you are in love I never knew her face or neither her name My heart is on the ground, I just can't believe No way no way no way no way it must be a lie Tell me all the lies you have sung before Tell me all names you have loved before Tell me all the words like a song you always sing I just wanna hear those simple three words Show me all your tears full of regrets Show me all your scars full of blunders Show me all your faces full of gentleness and peace That you only gonna show To a woman beside you To a woman besides me Uhh.... Okey, then let's pretend you love me And give me bunch of roses everyday In the bed, every time you hold me I realize I'm the only special one I'm just puny lonesome daydreaming girl Let me just close my eyes and live in my dream It's so comfortable to just waste my time I know I know I know I know I've gotta wake up Give me all your love you never sung before Give me all your tears in satisfaction Give me all of you, every tiny bit of you Let me trade the place to sit With a woman beside you So please please Tell me all the lies you have sung before Tell me all names you have loved before Tell me all the words like a song you always sing I just wanna hear those simple three words Show me all your tears full of regrets Show me all your scars full of blunders Show me all your faces full of gentleness and peace That you only gonna show To a woman beside you To a woman besides me Uhh.... コメント 追加乙! -- 名無しさん (2013-07-03 20 47 15) 私の横にある女性ううへ.... ♪ -- 名無しさん (2013-07-04 16 00 45) いつものデPと違うけど、すっごいいい(^o^)/ -- 名無しさん (2013-07-15 07 28 34) キター!デPの英語歌詞曲! Σ(T▽T;) -- 名無しさん (2013-07-24 15 28 08) デッドボールpなのか!?w -- 名無し (2013-08-29 05 02 14) しぬほどカッコイイ!!! -- 名無しさん (2014-08-04 16 07 41) ボカロで一番好き。ずーっと聞いてる -- 二番手の子が欲しい (2016-03-28 04 31 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/neosrchelp/pages/37.html
概要 レイヤーに配置している画像を含む表示アイテムを削除します パラメーター name 対象表示アイテム名 【例】 DeleteItem name 背景画像
https://w.atwiki.jp/tabris0913/pages/222.html
Confidential Money~300日で3000万ドル稼ぐ方法~ Confidential Money~300日で3000万ドル稼ぐ方法~ 300分で3000万ドル稼ぐ方法 限定版特典 30分で親友になる方法 予約特典 3時間で歴史に名を残す方法 アニメイト特典 30分で恋愛をマスターする方法 いまじん特典 3秒で自分好みの美女と戯れる方法 ステラワース特典 食べて300ドル稼ぐ方法 メディアランド秋葉原店特典
https://w.atwiki.jp/hikariden/pages/17.html
ひかり伝聖魔暦 キャラてっぺんから パーミンダリ カーボシダ レイアデボン ミロシルル オルドビナス カンブディアナ 聖空王ウラノズー 聖地王ギャイアズー 聖海王ポセイズー 超魔性D・D 天聖魁アポロネ 天魔魁Bメズーサ ・聖テラノ ・照光守鬼 ・魔黒ナイト ・聖主ジハドン ・ジャッジ守 ・魔極メガイラ2 ・聖団デリオゾン ・地守ライクン ・魔磁カクタズー ・聖白ヘブン神 ・アンゲン守 ・魔黒ヘラ ・聖白卜 ・オーガJ守 ・魔黒クロト ・聖育ヘブダユ ・パピル守 ・魔育ダビデズー ・聖幻マミー ・古語部守 ・魔性マベリスク ・黄金オアシス天母 ・天地水守 ・魔黒デザート ・聖アウロラ ・ミューラップ守 ・魔雲サンダラス ・聖果ドリアン舞 ・バルサ神児 ・魔果ザクロック 当たりシール
https://w.atwiki.jp/hikariden/pages/19.html
ひかり伝聖魔十戒 キャラてっぺんから クロノファラ王 アネナディア シャーバサラ ヘブン神エルサ 聖海ヘブン神2 聖空ヘブン神3 ・クォーツ悟空 ・助っ人サンゾー ・ミラー獣キラ ・聖マンモス大帝 ・氷山守 ・氷鬼冷鬼キョク ・聖シャーク大公 ・オコゼン助 ・タンニン赤鬼 ・シャー豪快王 ・アナゴン珍僧 ・オニヒトデビル ・聖花実暈五 ・クマノ民民 ・虎布邪魚魔 ・聖快ピサー ・海星伝士 ・ハブクラ幻影 ・源徒Wダリ丑 ・源徒Rアグ子‘s ・源徒B卯帝 ・源徒Wアン寅 ・源徒R辰トー ・源徒Bコン未 ・源徒W午ノフ ・源徒Rパ巳ロ ・源徒B戌ドリー ・源徒W申ルー ・源徒Rペルセ酉 ・酉源徒Bムガル亥 ・鍾乳動王 ・蛍石僧 ・地底鬼 ・キャラ番王子 ・助っ人ラクダチ ・漠砂鬼
https://w.atwiki.jp/rozenrock/pages/1287.html
思わぬトラブルで演奏を中止してしまった彼女達 "The Maidens" は、その後ウィスキー・ア・ゴーゴーのオーナーから叱られた。 とはいったものの、今ではこのバンドは紛れもなくバーで人気を集めており、このバンドを目当てにしている客も多いということから、そんなに厳重には叱られなかった。 しかし「次こそはThe Endという曲を最後まで演奏しきる」という約束はさせられた。 「ねえ貴女、大丈夫?」 もっぱらオーナーの叱られ役を買って出た真紅がそれを終え、バンド仲間達のところに戻ってくると、未だにぶるぶる身体を震わせているボーカルの雪華綺晶に優しく語りかけ、その彼女の肩に手をそえた。 「歌っているときに、なにかあったの?雪華綺晶」 雪華綺晶は身体を震わせたまま何も答えない。 「まったくぅ、急に変な歌い方に代わったかと思えばぁ」 ギタリストの水銀燈が、不完全燃焼でバンドの演奏が終わったことへの不満バリバリという様子で口に出した。 「いきなり前に倒れて、"もう歌えません"って!冗談じゃないわぁ! この子いったいどうなってるの?」 グチグチと水銀燈に文句を言われた雪華綺晶は、さらにその心を傷つけた。 「でもどうします、真紅?次には"The End"を最後まで演奏させろって…」 ドラムスの翠星石が不安げに真紅に問い掛ける。 "The Maidens"が本格的に雪華綺晶をボーカリストに迎えてバンド活動を開始する前から、真紅はずっとバンド仲間のリーダー的存在であり続けた。 喧嘩する水銀燈や翠星石をまとめあげ、あるいは真紅自身と水銀燈が衝突することもあったが、大体は真紅が和解を打って出て崩壊の危機から脱してきた。 「そうね……」 真紅は手を顎にそえ、考える仕草をする。それは真紅が好きな探偵物の番組を見ているうちに、自然と癖となってしまった仕草だった。 「次の演奏では雪華綺晶には悪いけれど、"The End"は避けて演奏に臨みましょう。明日は水銀燈の作った詩の曲を中心に組んで…、"Love me two times","Light my fire" , あとカバー曲の"Alabama song"もいきましょう。」 このとき雪華綺晶は、その精神状態からなにも口にだせなかったのだが、内心では真紅の提案には猛烈に嫌がっていた。 "Light my fire"をはじめ、"Love me two times"もまた彼女の嫌う性的なラブソングだ。 「そうしますかぁ。」 そんな雪華綺晶の気持ちをよそに、翠星石をはじめバンド仲間は話しをすすめてしまう。 「そうと決まれば、練習あるのみですね。さあさあ、やるですよおまえら。」 「でも待って。雪華綺晶がどうにも歌えそうにない状態だから……」 真紅はいい、再び彼女の隣に座ると、優しくこう声をかけた。 「無理をしなくてもいいのよ。調子のわるいときは、私達だけでも練習してるから……」 雪華綺晶はぎこちなく頷いた。そうして隅で座ったまま、ボーカリストとしての役目を今日はもう演じられずに、ただバンド仲間の練習風景を眺める。 とりわけ、水銀燈がギターを弾く姿を中心に。 その日は深夜を過ぎる。日も昇る時間帯にもなってきたので、流石に夜型のバンド仲間たちも疲れ、仲間達は一端解散となった。 「それじゃあまた、ゴーゴーで会いましょう。それまで十分に睡眠をとらないとね」 バンドのリーダーの真紅は、特に睡眠時間を大切する習慣を持っていた。 「ふぁ~。じゃあまたねぇ、真紅ぅ」 水銀燈もアクビしながらギターをケースにしまい、肩に背負うと帰宅路へと向かっていった。 「ええ、また」 「次こそは成功させるですよ、真紅。私達なんだかんだで、結構順調にバンド活動進んでいるような気がしますし。 このままいけば私達ひょっとするとジェファーソン・エアプレインやグレイトフル・デッドに並ぶ事だって夢でもないかも…」 大げさな夢を楽しそうに語る翠星石を優しそうに見つめながら、真紅は微笑んでいた。 「それじゃあまた明日です、真紅」 「また明日」 その場には真紅と雪華綺晶のみが残った。 「ねぇあなた、立てる?一人で帰れそう?」 雪華綺晶のことを特に心配して気遣った真紅は、彼女が無事に家につくまでの帰路を一緒に付き添った。 2人でカリフォルニア州の街道を歩く。夜が終わり、ほのかに空が夜明けの明るさに染まり出している頃の、アメリカの街。 「ねぇ雪華綺晶、もう一度聞くけれど、今日の貴女は様子がおかしかったわ。なにか心に溜め込んでいたこと、あるの? 一人で悩まず人に打ち明けることもたまには大切なのよ」 真紅の促しにも、雪華綺晶は応じなかった。 学生時代から常に読書ばかりするタイプだった彼女がロックバンドという世界に足を踏み入れ、このように誰かから優しくされることは彼女としても嬉しかったが、"Light my fire"などの曲を歌うこと自体が、身の毛もよだつもど嫌ということは流石に言い出せなかった。 ましてその歌詞を考えた人があの水銀燈ともなっては。 永遠にこの私の悩みを知る者は誰もいないだろう。 そんな気持ちを真紅の横で街を歩きながら、身の差すような孤独感と共に雪華綺晶はこのように詩を読み始めた。 People are strange when you re a stranger "人々が歪んで見えるとき 歪んでいるのはあなた" Faces look ugly when you re alone "あなたが一人ぼっちのとき 人々の顔は歪んで見える" Women seem wicked when you re unwanted "女たちの顔は醜悪に見える" Streets are uneven when you re down "あなたが落ち込んでいるとき 行く先はでこぼこ道" 独りでに寂しげに歌い始めた雪華綺晶の隣で、真紅はただ耳を澄ましながら、今回は過敏な反応をして彼女の詩を褒め称えたりすることもなく、彼女の歌に聴き浸っていた。 もちろん、今回も彼女の詩人としての非凡な才能と同時に、雪華綺晶の持つ悲しげな世界観に共鳴を感じながら。 When youre strange "あなたが一人ぼっちのとき" Faces come out of the rain "人々の顔は雨の向こう" When youre strange "あなたが一人ぼっちのとき" No one remembers your name "だれもあなたの名を知ろうとしない" When youre strange...When youre strange...When youre strange... "一人ぼっち…一人ぼっち…一人ぼっち…" 翌日の夕方。再び集まってきたバンド仲間たちの間に電撃が走った。 なんとボーカルの雪華綺晶が、「今日のライブは"The End"を最初に歌いたい」と言い出したからだ。 昨日まで"The End"は避けて今日の演奏をしようと計画していたバンド仲間たちのこの提案は度肝を抜いた。 「でもあなた、大丈夫なの?歌えるの?」 心配そのものの顔をして、真紅は問い掛ける。水銀燈のほうは完全に面食らった表情をし、翠星石と一緒に愚痴をこぼした。 「大丈夫。今日は歌えます。昨日は不名誉なことに途中で演奏の糸を私が切ってしまった。私が続きを紡がなければならない。機会を私にください」 「今度また泣きっ面晒して歌えませんなんとほざいたら、許さないんだからね。いいかしらぁ?」 きついように水銀燈は迫ってはいたが、内心は彼女も雪華綺晶の異様ともいえる程のボーカルの才能には認めつつあった。 奇妙な存在感を放つ容姿と歌い方、異様な世界観を持ちながらクリスタルのように透き通った詩の数々は、真紅もよくこんな子を見つけてきたものだと思っていたのだった。 しかし一方、翠星石については、"Crystal ship"をはじめ、"The End"や"Moon Light Drive"などの詩を雪華綺晶のいないところで 「まったく訳の分からない詩ばかりですぅ」 と言ったこともあった。 「それじゃあ、みんないい?今日こそは"The End"を成功させるわよ。最後まで。」 真紅の呼びかけによって、バンド仲間四人の団結にスイッチが入る。 ウィスキー・ア・ゴーゴーが今日も開店の時間だ。 (4)へ戻る/長編SS保管庫へ/(6)へ続く
https://w.atwiki.jp/toho/pages/7237.html
花映 -KAEI- サークル:SOUND HOLIC Number Track Name Arranger Lyrics Vocal Original Works Original Tune Length 01 Forsaken Land SOUND HOLIC - - 東方花映塚 ポイズンボディ 〜 Forsaken Doll [02 00] 今昔幻想郷 〜 Flower Land 02 SNOW MEMORIES SHU×GUCCI Nana Takahashi Nana Takahashi 東方文花帖 レトロスペクティブ京都 [04 06] 03 Bloomin down -追憶の野辺- 709sec. Blue E YURiCa 東方花映塚 春色小径 〜 Colorful Path [04 08] 04 Cutting Edge 隣人 隣人 Nana Takahashi 東方花映塚 風神少女 [04 50] 05 一刀閃刃 zikee Harumai CALEN 東方花映塚 東方妖々夢 〜 Ancient Temple [05 26] 06 今宵、花咲く Swing Holic Band Blue E A〜YA 東方花映塚 オリエンタルダークフライト [04 27] フラワリングナイト 07 IceLolly 709sec. Blue E 709sec. 東方花映塚 おてんば恋娘の冒険 [03 51] 08 FLASHBACK MasKaleido Harumai 3L 東方花映塚 彼岸帰航 〜 Riverside View [04 06] 09 妖怪山ウォッチング☆ MasKaleido Nana Takahashi Nana Takahashi 東方文花帖 風の循環 〜 Wind Tour [03 40] 天狗が見ている 〜 Black Eyes 10 LAST JUDGEMENT MasKaleido Blue E YURiCa 東方花映塚 六十年目の東方裁判 〜 Fate of Sixty Years [04 10] 11 WHIRLWIND MasKaleido Nana Takahashi Nana Takahashi 東方文花帖 東の国の眠れない夜 [03 36] 12 Return to silence 隣人 隣人 aki 東方花映塚 もう歌しか聞こえない 〜 Flower Mix [04 55] 詳細 コミックマーケット90?(2016/08/13)にて頒布 イベント価格:1,000円 ショップ価格:1,512円(税込) Guest 隣人(ZYTOKINE) YURiCa(cordelia) 3L(NJK Record) レビュー 名前 コメント